BACK 女性講師と食事 (レストラン世界)
 i は3人の女性が対応している。ここは混雑なく右端の受付が空いていた。到着ロビーから出てきた多くの乗客は、 i に必要がない様だ。アイルランドに来て最初に安心感を与えてくれたこの i は、特に思い出深い。すぐに黒髪の若い女性が対応してくれた。先日受付をしてくれた彼女の姿はない、交代勤務のためであろう。「今晩一泊B&Bをお願いします」と言うと、慣れた手つきでパソコンのキ−ボ−ドを打ちは始めた。「今日はとても混雑しています。タクシ−で15分以上かかりますがいいですか」と「笑顔」をくれた。「お願いします」と言うと、書類の作成を始めた。彼女は書類を手渡しながら、オ−ナ−の名前とタクシ−料金(概算)を言ってくれた。そして親切にも、タクシーの運転手用にそのB&Bの「目印」を記事欄に書いてくれた。女性が左手で書くアルファベットは魅力的だ。彼女の左手が、滑らかに左から右に流れていく。先日のヒュ−ストン駅の彼女を思い出した。その為に彼女から「夏季の満室」理由を聞き忘れてしまった。1階中央エスカレーターから2階出発ロビーに向かった。今日は大きなトランク持った旅行者が多い。

 3階迄上がりレストラン入り口に来た。スプーンやボールの置かれたワゴンがある。もうここもすっかり慣れた。先ずサラダバ−で、好きな野菜をたっぷり皿に盛った。次に、日替わりス−プを大きなアルミ鍋からボウルに注いだ。「出来たて」コ−ナで、チキンにソ−スのかかったものを注文した。最後のコ−ナ−で、パンとビ−ルを買いレジに進んだ。 若いポチャッとした女性は、「いらっしゃいませ」と言ってレジを打ち始めた。彼女はトレ−上の瓶ビ−ルを見て、レジ−台横の栓抜きで前回同様に「プシュッ」と栓抜きした。食事を済ませて地図を見た。今日お世話になるポ−トマーノックはどの辺りだろう。トランクに、ゴールーウエイの土産がいっぱい入っているが今回は荷物を預けないことにした。向かいのビルには、先日ゴ−ルウエイに出発する前に預けたままのトランクが眠っている。明日それをもらってダブリンを出る。既に外は真っ暗で、空港ビルから漏れる明かりでビル周辺の道路がひときわ明るい。混雑しているがすぐにタクシーに乗れた。髪は栗色で細身の若い運転手だった。